アーユルヴェーダ

アーユルヴェーダの目的

アーユルヴェーダには、
・病気の治療と健康維持
・健康で長く充実した人生を営む知性を知り正しく使う
・体・心・魂の結合により心と体を生涯健康でいられる

という目的があります。

≪病気の治療と健康維持≫
アーユルヴェーダは、病気の人には改善と、健康な人には維持とアンチエイジング(老化防止)の両方を目的としています。

アーユルヴェーダではほとんどの病気の原因は、食生活、生活習慣を正しく行わなかったことに原因があるとされています。

健康維持には、正しい食事と正しい生活、正しい睡眠を送ることによって、ドーシャ(体質)のバランスを保つことによって維持することが出来ます。

正しい食習慣、食べ物の組み合わせ、体質に応じた食べ物や行動、一日の過ごし方、季節に応じた養生法、ヴァータ・ピッタ・カパの3つのドーシャバランスを保つための行いをすることが健康維持ができると考えています。

≪健康で長く充実した人生を営む知性を知り正しく使う≫
アーユルヴェーダでは、間違った記憶・情報・知性・情緒を知性の誤り「プラギャーパラーダ(pragyaparadh)」と呼んでいます。

誤った知性の使い方をするとドーシャ(体質)のバランスを崩すことになります。
自然の法則にしたがい、体質や体調に合った行動をすること、暴飲暴食、咳、あくび、くしゃみ、排便、排尿など自然の衝動の抑制をしたり、自分勝手な行動をすることをせず、健康で長く充実した人生を営むための知性を正しく使うことが大事。

≪体・心・魂の結合により心と体を生涯健康でいられる≫
アーユルヴェーダでは、心と体と魂とすべてが密接に結びついていて、この3つすべてが健康にするための伝統的な知恵として用いられてきました。

他の伝統医学とアーユルヴェーダとの違いは、アーユルヴェーダの領域は今ある痛み、苦しみの症状や目に見える症状を取り除いたり、特定の病気を治すことでは収まらないという点です。

アーユルヴェーダの治療は、病気を診るのではなく人を診るといわれています。人間は単に物質的な肉体だけで成り立っているのではなく、肉体と心、魂、五感の上に成り立っているのが人間であり生命であると考えています。