アーユルヴェーダ

アーユルヴェーダ的便秘の原因とケアについて

アーユルヴェーダでは便秘になるのは、ヴァータが悪化したためにおこると考えています。

頭部のプラーナヴァータが悪化して、
下腹部のアパーナヴァータが影響を受け悪化して引き起こされると考えられています。

頭部プラーナヴァータの悪化は、精神的ストレスがかかっていることを意味しています。

この場合は、精神的ストレスを和らげるヨガのポーズや瞑想、呼吸法を行うと便秘が改善されていきます。

また、食事が原因である場合もあります。

食物繊維が多いものをとることがいいのですが、
水に溶けない食物繊維、セルロース等は、たくさん摂取するとヴァータを悪化させてしまいます。

野菜と果物を適量食べてることが大事ですね。
水溶性食物繊維であるペクチンが含まれている野菜や果物を摂取すると良いです。リンゴは水溶性の食物繊維ペクチンが含まれているので、良いですよ。

野菜や果物を毎日摂取するとヴァータを鎮静化させることができますので、
できれば毎日食べると良いですね。

アーユルヴェーダ的には、ヴァータを鎮静化させるために、
ギ―と牛乳を取ることを進めています。
寝る前に小さじ1~2のギー(精製バター)を温めた牛乳に入れて飲みます。

ギーはアーユルヴェーダの料理にはよく使われる脂なのですが、
無塩バターを1時間くらい鍋で温めて、黄金色になったらキッチンペーパーなどにこして作ります。

作るの面倒な場合は、楽天とかで売っています(笑)

腹部を「の」の字にマッサージすると良いです。

カパ性の便秘症もあるのですが、その場合は、運動することが便秘解消につながります。

≪参考文献≫
インド伝統医学で健康に! アーユルヴェーダ入門 
上馬場和夫・西川眞知子著