アーユルヴェーダ

疲れやすい場合のアーユルヴェーダ的対処法

疲れやすいときは、アーユルヴェーダ的にはカパやヴァータの異常や、
アーマの蓄積が原因だとされています。

アーマは未消化物といって、消化不良を起こしているんです。

アグニという消化の火が弱まり、オージャスが低下している状態です。

オージャスというのは生命エネルギーのことです。

生命エネルギーが低下している状態ですから、疲れやすくやる気も出なくなってきてしまうんです。

夕方、会社が終わるころになるとヴァータが乱れてきます。

休息をとることが必要です。

アーユルヴェーダ的にはショウガ、甘草、黒砂糖入りのハーブティーを飲むと良いです。

オイルマッサージも効果的で、温めた太白ゴマ油でマッサージをして、
入浴すると疲れが取れてぐっする眠れます。

朝からだるいっていう時も結構あるかと思います。

しっかり睡眠をとったはずなのに体がだるくて重くて起きたくない・・・。
会社行きたくない・・・。

っていうこともありますよね。

そういう場合は、カパが増悪している状態だといえます。

そんな時は、熱めのお風呂に入って体を温めるとスッキリします。

朝食は温めた牛乳とショウガとシナモンを入れたものだけなどにします。

夕飯を少なめにし、揚げ物や肉を食べないいようにしましょう。

瞑想や呼吸法、ヨガなどを取り入れて、体を軽ーく動かしてみると良いです。

疲れやすいときは、お肉やニンニクをたっぷり食べてスタミナをつけなきゃって考えるかと思いますが、
アーユルヴェーダ的には夕飯は少な目にとると良いとされています。

お白湯はアーユルヴェーダ的には万能薬で、とってもよくて、ショウガを入れてもよいです。

≪参考文献≫
インド伝統医学で健康に! アーユルヴェーダ入門 
上馬場和夫・西川眞知子著